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架空のケース

過去のつらい経験があるのに、惹かれてしまう(22歳・専門学校生)

嫌な経験を思い出すと苦しいのに、ゆだねる場面に惹かれる自分がいる。22歳の女性が、試すより先に専門の相談を選んだケース(架空)。

この事例は、よくある悩みをもとにGROW東京が作った架空の例です。実在の人物や、実際にあった相談ではありません。

どんな人か

Jさんは22歳、専門学校に通っています。経験はありません。ただ、以前、望まない形で体に触れられたことがあります。

混乱していたこと

その時のことを思い出すと、今でも息が苦しくなります。それなのに、相手にゆだねる場面に惹かれる自分もいる。「あんなことがあったのに、どうして」と、自分を責める気持ちが強くなっていました。

分けて考えたこと

Jさんが紙に書いたのは、2つの違いでした。

  • 前のこと:自分で選んでいない。止める方法がなかった
  • 惹かれていること:自分で選んで、自分で止められる

書いたからといって、苦しさが消えたわけではありません。ただ、「惹かれる自分はおかしい」と決めつけるのは少しやめられた、といいます。

Jさんが決めたこと

試すことは、いったん置いておくことにしました。先に、性暴力の被害について話を聞いてもらえる専門の窓口に相談しています。誰かと関係をつくるかどうかは、そのあとで考えます。

相談できる窓口

  • 性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センター:全国共通の短縮番号 #8891(はやくワンストップ)で、最寄りの窓口につながります。通話料は無料です(一部のIP電話などからはつながりません)。
  • 体の不安や、思い出して眠れない日が続くときは、医療機関にも相談してください。

この例から

つらい経験と、自分で選ぶ嗜好は、同じ人の中にあってもかまいません。思い出して苦しくなるときは、試すことより先に、話を聞いてもらえる場所を選ぶ人もいます。